器用貧乏

器用貧乏

大概のことを並かそれ以上でこなせる反面、突出して優れた分野も持ち合わせていない人、又はその状態。全てにおいて1.5流。同様の意味を肯定的あるいは中立的に表現した単語として、「ジェネラリスト」などがある。

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オンラインゲームにおいて、万能ではあるが尖った能力を持たないキャラクターをネガティブに評する場合に用いる言葉。


多くのオンラインゲーム(特にMMORPG)では、「プレイしている人(プレイヤー)」ではなく「キャラクター」「職業(プロフェッション)」「スキル」が重要である。つまり、属人的なモノが求められる比重が低く、入れ替え可能性が高い。これにより、基本的には「プレイヤースキル」の要求水準が下がるほか、役割ベースでコミュニケーションできるので、見知らぬ者同士が協力プレイに入りやすくなる。

そして、入れ替え可能性が高い故に、「器用貧乏」的なキャラクターは厳しい立場に置かれることになる。入れ替えが容易なら、その場その場で目的に応じて最適なキャラクターを集めてパーティを編成すれば良いため、最も効率的に目的を達成できる「尖った」能力のあるキャラクターが歓迎される一方、それに代わって「全てを平均的にこなせる」キャラクターを組み入れる積極的な理由が存在しないからだ。

もちろん、あらゆる状況で常に最適な編成を行えるわけではないので、二番目以降の候補としては「器用貧乏」なキャラクターの方がより様々な種類のパーティから声がかかりやすいと見ることもできる。ただし、多くのゲームでは「定番の構成」が一つか二つに集約されてしまうので、結果的には単なる「貧乏」に陥ってしまうことが多い。

ただ、一応フォローしておくと「器用貧乏」が有効に働くシチュエーションは、ある。一つ目は、ソロプレイ時。「一人の軍隊」となる事が求められるソロプレイ時には、「全てを平均的にこなせる」ことが有効に働く。二つ目は、入れ替えが不可能な限定された状況で、環境に対して、傾向の異なる様々な対応を求められる場合。基本的にそういう状況は多いとは言えないが、「インスタンスエリア」のような場所では、万能であることが有効に働く可能性がある。三つ目は、対人戦。特定の戦術において圧倒的な強さを見せる一方で、別の戦術に対して大きな弱点を抱える尖った編成よりも、あらゆる戦術に対応できる柔軟な編成の方が結果的に強い、ということはままある。

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